テレビ番組、やましたひでこさんの『ウチ、“断捨離”しました!』を毎週楽しみに観ています。依頼主が”断捨離”の提唱者である、やましたさんのアドバイスを聞き、家を片づけるという内容ですが、単なる片付け術を紹介するものではありません。その家の惨状から家族が抱える問題を解き明かし、モノを断捨離しながら、その解決の糸口を見つけていくというヒューマンドラマがあります。
さて、今回はやましたひでこさんの書籍、『モノが減ると「運」が増える 1日5分からの断捨離 』を読みました。
番組のなかでも、やましたさんの言葉に感銘を受けることが多々ありますが、改めて空間を整えることが何より自分を労わる行為だということに気づかされます。
どんな内容?
目の前のモノを、ちょっとずつ!
家の中の「詰まり」を取ると運気は流れ始める!
床・テーブル・棚の上、3つの平面にモノを置かない家に、運は来る。
1日5分からできる「住空間」の整え方とは。
やましたさんの新居、全部見せて教えます!
衣食住における、居心地よい空間づくりのヒントを教えてくれます。
掃除しないと、片づけないと、、と思っているときはこれを読むと一気にスイッチが入ります。
読んだ感想
本書では、「運」という切り口から断捨離を推奨しています。
使わないものや気に入らないものが住空間に放置され、そのまま日常の景色となってしまっていることってよくあります。匂いも音も発しない不要品は生活に直接的な被害をもたらさないものの、実は着々と私たちの気力を奪っているのですね。
仕事に置いても人間関係においても、厄介事が重なると、たちまち負のループに落ちていく。この現象にはやはり自分の心の状態が大きく関係しているようです。モノが空間を塞ぐと心も塞がり、気持ちの切り替えや新しい発想をできず、どんどん自分自身まで淀んでいきます。そして、せっかく到来したチャンスにも気づけないまま、運を取りこぼすことになります。
なるほど、この言葉は身に沁みます。
さて、もうひとつ本書のなかで心に留まった言葉は、「着替えとは、着変え」ということ。
服は使える使えないで選ぶのではなく、自分の気を良いほうに変えてくれるかというのも大事なポイント。クローゼットを開けたときに一軍だけが目に入る!なんて、私にはまだまだ程遠いですが、この本に習って毎日少しずつ空間を浄化していこうと思います。
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