出産前にその後の生活を考えて、家を整えておきたいなあと思い、手にした本です。
本多さおりさんの『赤ちゃんと暮らす』です。
本多さんの理にかなった収納アイディアやインテリアコーデをよく参考にしているので、この本もかなり期待大で購入しました。
部屋づくりだけじゃなかった!これは等身大の育児書です
結果、期待以上でした。
というのも、育児に適したストレスのない生活空間をつくりたいという思いで読み始めたものの、本書には本多さん自身の妊娠から出産までの生活記録や入院準備リスト、さらにはベビー用品の要不要等、実体験ならではの貴重な情報がありました。もう出産前の前知識はこれ1冊で十分では?というほど、赤ちゃんとの暮らしをイメトレしやすい内容でした。
月齢ごとに赤ちゃんの特徴や自身の生活ペースの記録がまとめており、それに見合った家事や生活空間の試行錯誤が大変参考になります。
そして、みんなの育児!と題して、周りのお母さんの育児取材レポやアンケートをはさんでいるところも良点です!
あれもこれも揃えるとキリがない
実際育児をするうえで感じたことです。
赤ちゃんの生活に便利で快適なものを探せば、いくらでも溢れている現代ですが、いちいち専用グッズを揃えていくと本当にキリがないです。ましてや赤ちゃんの成長は早くて、すぐに旬は去ってしまいます。我が家は賃貸マンションなので、狭いし収納スペースもそうありません。これからもできるだけモノは増やしたくないと考えています。必要なものにはお金をかけ、赤ちゃんグッズ以外で代用できるものはそれで済ませる。本書を読み、本多さんの工夫を凝らした慎重なモノ選びがとても参考になりました。