山に行きたくても行けない週末。そんなときは山の本でも読んで登山気分です。
今日ご紹介するのはこちら。四角友里さんの『山登り12か月』です。山歩きのガイド&エッセイです。
一緒に旅をしているかのような気持ちにさせてくれます。
以前もご紹介したように、四角ゆりさんの登山の楽しみ方がとても好きです。
山旅の記憶が蘇る~月山に魅せられて~
ページをめくると、「この山良かったなあ」「この季節にも行ってみたいなあ」といろんな思いが湧き出てきます。
なかでも鮮明に思い出が蘇るのは月山の風景です。
月山は湯殿山、羽黒山とともに出羽三山のひとつに数えられ、古くから三山信仰の山として参拝者が訪れる山なのですが、私もいまから2年ほど前にこの出羽三山を制覇しました。月山の頂上には月山神社があり、吸い込まれるような青空を背景に堂々と頂上に鎮座する姿は圧巻でした。
羽黒山は現在、月山は過去、湯殿山は未来を表し、山を回ることで死と蘇りの旅となる、といわれています。御朱印も3つ揃うと迫力があります。
コラムも必読!山旅のおもしろさ
この本には山あそびのヒントが散りばめられています。例えば、山旅土産の食べものや雑貨、森で見つけた木の実など、かわいらしい写真とともにコラムとして紹介されています。山道具の収納方法なんかも載っていて、ギア好きの方はこういうところにも反応してしまいますよね。四角さんの山旅好きが覗えます。
ちなみに私は大雪山と羽黒山で手に入れた手ぬぐいがお気に入りです。