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人生にゆとりを生み出す 知の整理術 pha

とにかく「頑張ること」が苦手だという京大卒ニートのphaさん。こんな人から学ぶことがあるのかと思いつつ、興味本位で読んでみましたが、なかなか面白く、参考になることも多い内容でしたのでご紹介します。「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」という本です。

一生懸命よりも楽しみながらやる

この本で伝えたいことはただ一つ。

〝一生懸命、必死でがんばっているやつよりも、 なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い〟

ということだ。

本の冒頭にいきなりこんなことが書いてあります。著者はサボり癖がある自分を動かすために、とにかく”楽しむ”ということを大切にしています。そもそも興味のないことは頑張っても頭に入らないし、続かない。確かにきれいごとなしで言えば、人間みんなそうかもしれません。耐える努力をするよりも楽しめる工夫をするほうが生産性のある行為に違いありません。では、楽しみを見出すためにどうするか。著者の考えで一番気に入ったのがこれです。

自分にとってどんなにおもしろくなさそうな物事でも、それをおもしろがってやっている人間がたくさんいる

それをおもしろがっている人を見ることで、その世界の空気をつかむことを目指そう(P66)

最近はSNSで自分の好きなことや得意なことについて、発信している人が多いです。そういう方たちを利用して、面白いポイントを手軽に教えてもらえればいいのです。こういうところに目をつけているのか、と意外な発見があるかもしれません。苦手なものこそ、人を介して知識をつけるという考えは名案だと思いました。

制限のある状況はチャンスである

あの人が簡単にできることを自分はどうしてできないのだろう。そうやって自暴自棄になってしまうことが私は多いです。しかし、著者は「自分にできないことが自分のやるべきことを決めてくれるというのもある」と述べています。自分は喋ることが苦手だったからこそ、文章を書くという道を選択できたというのです。

 選択肢は多い方がいいかもしれません。でも、あまりに無制限な状況のなかで何かを選択することは非常にエネルギーがいります。時間やお金、自分の武器など、いろんな制約があるなかでどう工夫してやっていけるかを考える、それを楽しめる人がここぞというときにチャンスを掴める人間なのだと思います。

読書の旬っていつなの?

あの本もこの本も読みたい!つい積読しがちで、結局一向に読む順番が来ない本があります。だからといって、読んでないのに手放したくはない。

僕は読み終わった本をちょくちょく売るのが好きだ。その理由は、本というのは、「買ってすぐ」と「手放す直前」が一番熱心に読めるものだからだ。(P116)

なるほど、確かに納得です。。手放そうと決めたら頭に入れておこうと真剣に読みますし、またもし必要になれば中古で買い、再び「買ってすぐ」の濃い読書ができます。私も最近はメルカリを利用しており、二度は読まないなと思った本はきれいな状態のうちに手放すようにしています。そうすると、大事なことはメモするなど、前よりも効率的な読書ができている気がします。

頭の良い人は自分をわかっている

著者は元ニートと言ってもやはりただのダメ人間ではありませんでした。ただただ自分に正直であり、自己分析力が優れていると思いました。自分はこういう人間だから、こういう風にすれば楽に過ごせるということを考え、実践しているのです。頭の良い方というのは理想論で片づけるのではなく、客観的に自分を見ているんですね。そういう方のモノの見方や頭の整理の仕方を少し理解できた気がします。

 また、本人も分かりやすい文章を意識しているというだけあって、とても読みやすく、スッと内容が頭に入ってきます。朝の通勤時などにモチベーションアップのきっかけとして最適かと思います。

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